カモの驚くべきペニスその2:毎年生え変わる | WIRED VISION
カモは、ペニスを持つという変わった鳥類に属する(鳥類は普通ペニスを持たない)。そして、アカオタテガモの場合、その長さは身長の半分ほどという長大なものだ(下の画像)。しかも、カモのペニスは毎年「生え変わる」。繁殖期の終わりにはすっかり小さくなり、次の繁殖期が始まると再生するのだ。
イェール大学のPatricia Brennan氏が2007年1月にコネチカット州のリビングストン・リプリー水鳥保護区で最初の調査を行なった際、カモのオスの生殖器は米粒程度の大きさだった。Brennan氏は2週間ごとに計測を続け、4月末までにはカモたちのペニスは急速に成長した。特に立派なものは、長い螺旋を描き、触手のようになっている。一部のカモは体の全長と同じくらいの長さにペニスを発達させていた。ところがこの生殖器は、秋になると消失し、翌年の春にまた現れる。