“53歳男.自慰目的で尿道口より径6mmのビニールチューブを3m挿入し,1m引き抜いた時点で,抜去不能となった.尿道を自己切開し,異物抜去を試みたがうまくいかなかった.翌日,尿漏,陰嚢腫大,発熱を主訴に受診した.膀胱高位切開による膀胱尿道異物除去術,尿道修復術を施行した.チューブが前立腺尿道部にはまりこみ,出血が著明であったので,尿道にバルーンカテーテルを留置,縫合した.膀胱瘻を造設し,膀胱前腔と陰嚢会陰皮下にドレーンを留置した. 経過は順調で,術後21日目に尿道カテーテルを抜去し,術後24日目には膀胱瘻を抜去した.排尿状態は良好であった”
- CiNii 論文 - 尿瘻を伴った膀胱尿道異物の1例
- CiNii 論文 - 尿瘻を伴った膀胱尿道異物の1例