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"産業制御システムを乗っ取るウイルス「スタクスネット」が世界中で広がっている問題で、イランへの警告とも受け取れる旧約聖書の登場人物を暗示する 単語が、プログラム内に書き込まれていることがわかった。スタクス..."

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産業制御システムを乗っ取るウイルス「スタクスネット」が世界中で広がっている問題で、イランへの警告とも受け取れる旧約聖書の登場人物を暗示する 単語が、プログラム内に書き込まれていることがわかった。スタクスネットは「イランの核施設が標的ではないか」との指摘もあり、憶測が広がっている。米紙 ニューヨーク・タイムズが報じた。

 報道によると、この単語は「Myrtus」。イランにも生えるギンバイカと呼ばれる低木を指す。ギンバイカを意味するユダヤ語の単語は、旧約聖書のエステル記に登場する王妃エステルのユダヤ語名と似ているという。

 聖書の記述では、王妃エステルはペルシャ(現イラン)によるユダヤ人全滅計画を未然に防いだことになっている。この単語は、核兵器開発を疑われるイラン に対し、核攻撃を恐れて妨害を図るイスラエルの隠喩(いんゆ)とも解釈でき、何者かが意図的にウイルスに仕込んでイランに警告したとの見方もあるという。

 スタクスネットが感染する独シーメンス社製の制御用ソフトウエアは、イラン中部ナタンズにあるウラン濃縮施設で使われている可能性もある。ただ同紙は「ウイルスが作成された経緯は永久にわからないだろう」との専門家の意見も紹介している。



- asahi.com(朝日新聞社):ウイルスに潜む謎の単語 核開発進めるイランへの警告? - 国際

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